枢機卿団の会議続く、コンクラーベ開始日のスケジュール通達

枢機卿団の第6回目の全体会議が、4月29日(火)、バチカンのシノドスホールで開かれた。

 バチカン広報局は、4月29日(火)、報道関係者へのブリーフィングで以下の情報を伝えた。

 この朝、午前9時、枢機卿団による第6回目の全体会議が開かれた。 

 会議は祈りと共に始まり、次いでドナート・オリアーリ神父(ベネディクト会、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ修道院・修道院長)による黙想が9時40分まで行われた。

 同会議には、183人の枢機卿が出席、そのうちコンクラーベ(教皇選挙)の有権枢機卿は124人であった。 

 会議中、およそ20人の枢機卿が意見を述べた。

 その中心的テーマは、教会と今日の世界、そして向き合うべき課題である。枢機卿らはそれぞれの経験と様々な大陸を背景にした豊かで異なるビジョンを分かち合いながら、現代に教会がどのような答えをもたらすべく招かれているかを話し合った。

 2名の枢機卿が健康上の理由でコンクラーベに参加できない旨が伝えられた。ここ数日、他の枢機卿たちの到着が予定されている。

 枢機卿団は前日の全体会議で、先日の儀式への参列と、教皇フランシスコ逝去後に受けた支援に感謝を表明するためのメッセージを世界に向けて送ることを決定した。このメッセージは、本日の朝、発表された。

 会議は12時30分に終了した。

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 4月29日、教皇儀典室はコンクラーベの開始日当日のスケジュールを以下のように通達した。

 2025年5月7日(水)午前10時、聖ペトロ大聖堂で「ローマ教皇選挙のためのミサ(ミッサ・プロ・エリジェンド・ロマーノ・ポンティフィチェ)」が、枢機卿団主席、ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によってとり行われる。

 同日16時30分、コンクラーベへの入場と、ローマ教皇選挙のための宣誓が行われる。有権枢機卿らは、パオリーナ礼拝堂から、諸聖人の連祷と共に、行列を作りながらシスティーナ礼拝堂へと向かう。「ヴェニ・クレアトール」が歌われた後、規定の宣誓を行う。

29 4月 2025, 15:22